黄斑


黄斑(おうはん)とは、中心窩を取り囲むように存在する組織で、中心窩と同様、視野の中心部分をはっきり見るための働きをしています。

最近では、加齢性黄斑変性症という病名をよく聞くことがあると思いますが、これは、高齢者に多く発症することから、黄斑、特に、網膜色素上皮細胞の加齢による老化現象が主な原因と考えられています。

原因などはまだよく分かっていませんが、高血圧や心臓病、喫煙、栄養状態(ビタミン、カロチン、亜鉛などの不足)、遺伝などが関係している可能性もあるとの報告がされています。