コルネアプラスティーというのをご存知でしょうか?
「コルネアプラスティー」は、最新の視力回復法です。オルソケラトロジーのように目にクセを付けるのですが、目にクセをつけている状態を特殊な酵素で固定して視力を出せるようにする方法です。また、オルソケラトロジーのように毎日夜間コンタクトレンズを装着するような面倒なこともありません。コスト面でも有利です。
2008年アメリカで治験が行われ、レーシックとオルソケラトロジーのいいとこ取りをした様な方法です。手術をせず角膜に近視を治すクセを付けそれを半永久に保つというものです。また、レーシックとは違い施術のやり直しができます。
コルネアプラスティーは、眼の角膜にある「プリテオグリカン」というたんぱく質に作用する酵素を利用して、特殊なコンタクトレンズを用いて角膜に凹形をつけ、その後プリテオグリカンを元の固さに戻す酵素を用いて角膜に付けたクセを定着させ、これを半永久的に保ちます。
コルネアプラスティーであれば、視力が思うように回復しなかった場合でも、再度施術を受けることができます。ここがレーシックなどの手術とは大きく異なります。この技術が完成すれば、より安心して施術を受けられる視力回復法になるとおもわれます。
コルネアプラスティーは現在まだ研究、開発中の視力回復法ですので、何らかの問題が出ない限りは、2010年代には一般的な方法として出て来る可能性があります。
コルネアプラスティーのメリット
コルネアプラスティーのメリットは、たった一回の施術で角膜の形づけをして視力の回復をすることができることです。オルソケラトロジーのような長期的なコンタクト装用の面倒から逃れられます。
コルネアプラスティーのデメリット
コルネアプラスティーのデメリットは最新の方法ですので症例が少ないことです。認可されればかりの画期的な方法になるとおもわれます。また、最新技術なので、ほとんどの場合料金が高いことが予測されます。それに、術後数十年経ったらどうなるかも分かっていませんし、使う酵素の安全性なども気になるところです。