レーシック手術って誰でも出来るんじゃないの !?
近眼の人は失明の危険性もなく安全に行えるレーシック手術を受けてメガネやコンタクトなどの煩わしさから解放されたいと思っているでしょう。
しかし、今までも解説してきたように、レーシック手術は誰にでも適応される手術ではないのです。
レーシックが受けられない人としては眼に疾患がある人がそうです。
白内障や緑内障、円錐角膜などの人は手術が受けることができません。
白内障に関しては、病気というよりも老化現象であり白内障による視力低下がある場合は白内障の手術が優先されるべきでしょう。
そうしないと水晶体に濁りがあるままではいくら最新のレーシック手術を受けたところで視力が上がりません。最近では白内障の手術は日帰りで出来ますし、健康保険が利きますので
1割負担とか3割負担で手術を行うことが出来ます。
また、角膜が極端に薄い人もレーシックを受けることが困難です。ですが、眼科での検査結果や使用する機械によっては受けられるものもありますので、手術をしたいという方は
一度眼科受診をして医師に相談してみることをお勧めします。
その他、近視が進行中だと判断された場合、レーシックを受けても回復する可能性が低いので受けられないことがあります。
近視が進行中ということは、眼球の形状が変形している途中である
可能性が否めないので、その最中に手術をしてしまってから、
さらに眼球の変形が進んだ場合には近視の度がずれてしまい、せっかくレーシック手術をしても、また見えにくくなってしまいます。
眼の疾患以外では、糖尿病の人もレーシックが受けられない場合があります。
これは、糖尿病の人は往々にして当てはまるのですが、「傷口の回復が遅い」というのが理由です。このため、レーシック手術で重要な角膜の再生が遅く、視力回復の可能性が低いということで手術を受けられない場合が多いのです。
しかしながら、眼の疾患や糖尿病などの場合は病院や眼科での検査をして、医師の判断によって問題ないような軽度の場合はレーシックが受けられる可能性もあるので医師に確認することが大切です。
レーシックを受けても
視力回復の可能性が低いと言われる場合もありますが、最終判断は自分なのでよく考えて決めるようにしましょう。
レーシック手術が出来ない人
●18歳以下の人。(眼球が成長過程なので近視が進行する可能性がある)
●角膜に病気や異常がある人 (基本的にこの場合は絶対に手術が無理)
●白内障や緑内障や網膜剥離をしたことがある人 (目の病気がある人は、まずは医師に相談を)
●格闘家の方やパイロット、運転手の人(術後の安静を保てないので)
●重度の結膜炎の人(眼球の状態が良くないので手術は結膜炎を治してから)
●妊娠中の人(基本的に問題は無いが、万一のために手術はしない)
●向精神薬を使用している人(一概に絶対ダメとは言い切れないので医師に相談を)
●膠原病や糖尿病の方(体の病気のある方は医師に相談を)
●一部のアレルギーのある人や、角膜が薄い人、眼球の形がゆがんでいる人、ドライアイのひどい人も一般的に手術が出来ませんが、まずは医師の診断を受けてみましょう。
一部のアレルギーというのは、花粉症などで眼をこすってしまったりすることが問題になる場合が多いので、目がかゆくなるような方は、
花粉症の季節は避けた方が無難でしょう。
妊娠中は基本的に薬を使うだけでも気を使うべき時期なので手術のような医療行為は基本的に避けるべきです。出産して子育てが落ち着いてからでも間に合います。
手術が出来ないという事柄の中でよくあるのは、角膜の厚さが足りない人です。この場合、イントラレーシックやエピレーシックなど、
少し違った形であればレーザー治療も可能になることもあります。
以上のように色々制限がありますが、結局はレーシック手術を受けたいならばまずは医師に相談をしてみることが先決です。自分の持病や、アレルギーなどを包み隠さず、納得のいくまで医師に相談をしてみてください。自己判断でレーシック手術が無理だと思っていても、
実際相談してみたら出来る状態だったという事もあり得ます。