フェイキックIOLはレーザーを使った近視矯正手術ではありません。
眼内レンズ（コンタクトレンズのような小さなレンズ）を手術により眼球内に挿入し、視力を矯正する手術です。
角膜に直接処置を行う訳ではないので、角膜が薄い人も
この方法であれば手術出来る可能性があります。
眼内レンズを使用する手術としては白内障の手術が有名ですが、白内障の手術では水晶体を削って、そこに眼内レンズを挿入しますが、
フェイキックIOLでは、水晶体を残したまま、角膜と水晶体の間
（虹彩よりも角膜側）にレンズを挿入します。
更に、この手術の特徴としては、
もし何らかの問題が発生したならばこのレンズを除去することも出来、
もとの状態に戻すことが出来るのです。
フェイキックIOL(Phakic IOL)(永久コンタクトレンズ)手術手順
1. 抗生剤の点眼による目の消毒、麻酔、開瞼器を使用してまぶたを固定。
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2. レーザーを使って虹彩に穴を開ける。(眼圧上昇を防止するため)
↓
3. 麻酔をして、白目部分を切開、レンズ挿入。
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4. レンズを固定後、切開部の縫合して終了。
フェイキックIOL(Phakic IOL)(永久コンタクトレンズ)手術のメリット
●レーシックをはじめ他の近視回復手術が不可だった人でも可能な場合が多い。
●角膜を全く削らないため、視力の矯正量が大きくても夜間瞳孔が大きく開くと光がにじんだように見える「グレア」などの症状が起こることがほとんど無い。
●万一問題が起きても、レンズを取り外すことが可能。
●眼内レンズなので、手入れをする必要がない。
フェイキックIOL(Phakic IOL)(永久コンタクトレンズ)手術のデメリット
●新しい技術なので長期的なリスクについての情報が少ない。
●両眼同時に手術が出来ないので、期間を要する。
●視力安定に時間がかかる。
●手術費用が比較的高い。